Der Untergang
原題:Der Untergang
英題:DOWNFALL
ドイツ公開:2004年09月16日
日本公開:2005年07月09日
製作国:ドイツ
言語:ドイツ語・ロシア語
画面:ビスタサイズ
音響:ドルビーSR、ドルビーデジタル
上映時間:155分
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
宣伝:イーストグループ

【スタッフ】
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作:ベルント・アイヒンガー
脚本:ベルント・アイヒンガー
原作:ヨアヒム・フェスト「ヒトラー ~最期の12日間~」(岩波書店刊)
   トラウドゥル・ユンゲ&メリッサ・ミュラー「私はヒトラーの秘書だった」(草思社刊)
撮影:ライナー・クラウスマン
音楽:ステファン・ツァハリアス
音響:ローランド・ウィンケ
音響編集:マイケル・クランツ
音響デザイン:ステファン・ブッシュ
特殊効果:ダイ・ネフザース
メイク:ワルデマル・ポコロンスキー
美術:ベルント・ルペル
編集:ハンス・ファンク
ライン・プロデューサー:シルヴィア・トルーマン
アソシエイト・プロデューサー:クリスティン・ロゼ

【キャスト】
アドルフ・ヒトラー:ブルーノ・ガンツ
トラウドゥル・ユンゲ:アレクサンドラ・マリア・ララ
マグダ・ゲッベルス:コリンナ・ハルフォーフ
ヨーゼフ・ゲッベルス:ウルリッヒ・マテス
エヴァ・ブラウン:ユリアーネ・ケーラー
アルベルト・シュペーア:ハイノ・フェルヒ
シェンク博士:クリスチャン・ベルケル
ヘルマン・フェーゲライン:トーマス・クレッチマン

【ストーリー】
1942年11月、ナチス親衛隊の将校に護衛されて数人の若い女性たちが夜中の鬱蒼とした森を抜け、ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)のいる東プロイセンの指令本部”狼の巣”に向かっていた。彼女らは総統の個人秘書候補で、だれもが職務の重大さやこれから会う人物のカリスマ性に緊張を隠しきれずにいる。そんな女性たちのなかから、ミュンヘン出身のトラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ララ)がヒトラーに気に入られ個人秘書の職を得る。ナチス旗揚げの地であるミュンヘンは、ヒトラーにとっても懐かしい思い出の地だったのだ。それからおよそ2年半が経過した、1945年4月20日、ベルリン。第2次世界大戦のヨーロッパ戦線も大詰めを迎えつつあった。迫りくるソ連軍の砲火から身を守るため、ヒトラーはごく限られた身内や側近らとともにドイツ首相官邸の地下にある堅牢な要塞へ退却、ユンゲもそのなかにあって”歴史の証人”となった。戦況は明らかに連合軍側優勢で、側近たちも敗戦を確信、ナチス・ナンバー3の地位にあるヒムラー警察長官でさえ、ベルリンからの逃亡を総統に勧めるほどだった。ただ、客観的な状況判断を下す能力を失いつつあったヒトラーだけが、実現不可能としか思えない大逆転劇のシナリオ(作戦)について熱く語りつづけ、側近たちをますます困惑させていく。そんな中、ヒトラーにとって最後となった56回目の誕生日を祝福すべく、アルベルト・シュペーア軍需大臣が官邸を訪れる。建築家としてヒトラーの壮大なベルリン改造計画に関わってきたシュペーアを前に、彼は今回の戦争でベルリンが焼け野原になることの唯一の利点は、その後に新たな都市を建造しやすくなることだと語る。実際、ベルリンからの退却や降伏を頑なに拒絶するヒトラーに、ベルリン市民の生命や財産を守ろうとする意志など皆無だった。総統への狂信的な忠誠から、ほとんど武器のない状態のままソ連軍の攻撃に立ち向かい、首都ベルリンの防衛に当たる子どもを含めた民兵がいる一方、それに参加しない市民は敵への寝返りを疑われ親衛隊の手で容赦なく射殺された。ベルリン市内はさながら地獄絵のような様相を呈していた。地下要塞内に潜むユンゲの周りも次第に異様な空気がたちこめ始める。大物側近らが次々と逃亡し姿を消していったのだ。また、兵士たちの士気は下がり酒盛りは日に日に度を越していく。ついには側近中の側近ヒムラーやゲーリングらの裏切りが伝えられた。ヒトラーは最終決戦を決意、全ての兵力をベルリンに集結させるようゲッベルスに指示した。しかし、すでに消耗しきったドイツ軍にそんな余力は残されていなかった。ついに敗北を覚悟したヒトラーは、18年にわたり彼の愛人だったエヴァと質素な結婚式を済ませ、翌日、自室において二人でピストル自殺する。第三帝国の末路を見届け、ユンゲは少ない生き残りとともに地下要塞を後にする。ここで目撃した”歴史”をわれわれに伝えるために。

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