CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY
原題:CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY
米国公開:2005年07月15日
日本公開:2005年09月10日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:ビスタサイズ
音響:SR/SRD/DTS/SDDS
上映時間:115分
配給:ワーナー・ブラザース映画

【スタッフ】
監督ティム・バートン
脚本:ジョン・オーガスト
製作:ブラッド・グレイ
   リチャード・D・ザナック
製作総指揮:マイケル・シーゲル
      ブルース・バーマン
      グレアム・バーク
      フェリシティ・ダール
      パトリック・マコーミック
原作:ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』(評論社)
撮影フィリップ・ルースロ
美術:アレックス・マクダウェル
編集:クリス・レベンゾン
衣装デザイン:ガブリエラ・ペスクッチ
音楽ダニー・エルフマン
視覚効果監修:ニック・デイヴィス
キャスティング監督:スージー・フィッギス

【キャスト】
ウィリー・ウォンカ:ジョニー・デップ
チャーリー・バケット:フレディ・ハイモア
ジョーおじいちゃん:デヴィッド・ケリー
バケット夫人:ヘレナ・ボナム=カーター
バケット氏:ノア・テイラー
ボーレガード夫人:ミッシー・パイル
ソルト氏:ジェームズ・フォックス
ウンパ・ルンパ:ディープ・ロイ
ドクター・ウォンカ:クリストファー・リー
ティービー氏:アダム・ゴドリー
グループ夫人:フランツィスカ・トローグナー
バイオレット・ボーレガード:アナソフィア・ロブ
ベルーカ・ソルト:ジュリア・ウィンター
マイク・ティービー:ジョーダン・フライ
オーガスタス・グループ:フィリップ・ウィーグラッツ
ジョージナおばあちゃん:リズ・スミス
ジョゼフィーンおばあちゃん:アイリーン・エッセル
ジョージおじいちゃん:デヴィッド・モリス
ナレーション:ジェフリー・ホールダー

【ストーリー】
 チャーリー・バケット少年(フレディー・ハイモア)の家の貧しさといったら、それはもう大変なものでした。大きな町のはずれにある、左に30度くらい傾いた今にも壊れそうな小さな家に、一家7人で暮らすバケット家。失業中の父(ノア・テイラー)と、母(ヘレナ・ボナム=カーター)と、チャーリー、それに祖父母がふた組。7人のうち4人がほぼ寝たきりの老人で、家にたったひとつしかないベッドには合計年齢381歳の弱りきった4つの体が互い違いに横たわっています。夕食といえば限りなく水に近いキャベツのスープだけ。しかも、日曜日以外はお代わりもできません……! 信じられないかもしれませんが、それでもチャーリーは幸せでした。年に一度、誕生日のときにだけ買ってもらえる大好きなチョコレート。そのたった1枚の小さな板チョコを、チャーリーは1か月かけて少しずつ少しずつちびちびと食べるのです。ああ、なんとけなげなチャーリー少年! そんなチャーリーの家のすぐそばに大きなチョコレート工場がありました。それもただのありふれたチョコレート工場ではありません。世界で一番大きくて、世界で一番有名なウォンカのチョコレート工場です。ここ15年間というもの工場の門は閉ざされ、中に入った人も出てきた人もいないのに、世界的ヒット商品を毎日出荷し続ける謎のチョコレート工場。学校への行き帰り、甘い匂いだけをかがされながら、おなかを減らしに減らしたチャーリーは思います。あの工場の中に入って、どんなふうになっているのか見られたらいいのに。
 そんなある日、驚くべきニュースが世界中を駆け巡りました。
「ウォンカの工場ついに公開! 幸運な5人の子供たちに見学を許可」
 ウォンカ製のチョコレートに入った”金のチケット”を引き当てた5人の子供とその保護者を特別に工場に招待する、と工場主のウィリー・ウォンカ氏(ジョニー・デップ)が異例の声明を発表したのです。世界中が目の色を変えるなか、次々と現われる当選者たち。
 1人めは、食い意地でパンパンに膨らんだ肥満少年。チョコレートを食べて食べて食べて、金のチケットを手に入れました。
 2人めは、癇癪持ちで、大金持ちのわがまま娘。父親の財力をもってすればチョコレートの買い占めも思いのまま。金に飽かせて金のチケットを”お買い上げ”です。
 3人めは、ありとあらゆる賞を獲得することに執念を燃やす賞獲り少女。これまでに獲得したトロフィーの数263個。現在はノンストップでガムを噛み続ける世界記録に挑戦中。常に勝つことをけしかけるステージママとタッグを組んで、チケットを奪取しました。
 4人めは、頭の良さをひけらかすゲームおたくの少年。「チョコの製造年月日と天候による増減と日経平均(!)」を研究して金のチケットのありかを突きとめ、「そんな計算はどんなバカでもできるはず」とうそぶく大変むかつく子供です。
 4人の当選は世界中を羨ましがらせるとともに、みんなをいやーな気分にさせました。残るチケットはあと1枚。年に一度しかチョコレートを買ってもらえないチャーリーが当選する可能性は、夕飯のキャベツスープより薄いものでした。ところが、道端で拾ったお金が幸運を呼び、最後の1枚が、なんとチャーリーの手元に転がり込んできたのです! 寝たきり祖父母のひとりで、昔、ウォンカ工場で働いていたという輝かしい過去を持つジョーおじいちゃん(デヴィッド・ケリー)は、当選の知らせに、突然、生き返ったようにベッドから跳ね起きました。
 さて、いよいよ工場見学の日。ジョーおじいちゃんに付き添われたチャーリーと、絶対にひと悶着起こしそうな4組の親子を出迎えたのは、15年も工場に引きこもっていた伝説の工場主ウィリー・ウォンカ氏その人。前髪揃えのおかっぱ頭にシルクハットをかぶり、歓迎用の笑顔を青白い顔に貼りつけたウォンカ氏に導かれ、一同が目にした光景は――。工場内を流れるチョコレートの川、ねじれたキャンディー棒でできた木、ミント・シュガーの草花、砂糖菓子の舟、そして、そこで働くウンパ・ルンパたち…。誰もがつばを飲み、目を見張る極彩色のミラクル・ワールドで、時代遅れのスラングを連発しながら嬉々として自慢の工場を案内するウォンカ氏が、時々遠い目をするのはなぜ? そして、個性的すぎる5人の子供たちを待ち受けている、それぞれの運命とは――?

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